4月中旬、クリオシティのヤナケンと岳仙は、自転車空間研究所の藤田有佑さんと共に、メッセンジャー会社やバイシクルショップ、電動モビリティ専門のOEM工場などを巡りました。

 

まずヤナケンら一行が訪れたのは、沖縄の西海岸・北谷町で2020年にオープンした『自転車研究工房  SHUHARI BIKE WORKS(シュハリ バイク ワークス)』です。

オーナーの堤 秀明(通称:レタスさん)さんは、出身の大阪で8年間にわたってカスタムショップ『GIRA GIRA CHARIYA(ギラギラチャリ屋)』で修行したのちに、北谷町の中心地・アメリカンビレッジの新しい街区で『SHUHARI BIKE WORKS』を開業しました。

 

同ショップは、「“守 破 離” ≡ 型破りな自転車屋」という名に違わぬ独創性の高い自転車を組めるのが魅力で、ヴィンテージパーツやオリジナルグッズも多数ラインナップ。さらに、北谷・美浜〜砂辺地区を楽に巡ることができるレンタサイクルも好評だと言います。

遡ると『SHUHARI BIKE WORKS』は、クリオシティから多くのメンバーがオーガナイザーやボランティアで参加した『CMWC 2023 Yokohama』のオフィシャルパートナーであり、レタスさんはレースが行われた日産スタジアムでオフィシャルメカニックを務めてくれました。

続いて訪れたのは、沖縄・那覇で約20年にわたってデリバリーを中心としたサービスを提供する、おきなわ自転車便『Cycle Works(サイクルワークス)Messenger Service』です。

同社は沖縄で2004年に創立され(クリオシティは2003年に創立)、ヤナケンは代表の下村 修さんと連絡を取り合う間柄ではあったものの、対面するのは初(ただし過去に一度、渋谷の路上で話したことがあったそうで、実際には2度目)。那覇市にある事務所に訪れた際には、下村さんやキャリア11年のベテランメッセンジャー・木内さんたちが出迎えてくださり、横浜と沖縄のメッセンジャー事情や仕事に関する情報などを共有しました。

「本当に20年越しで実際に会うことができたので、感無量でした。いろいろな街でメッセンジャーはたくましく生きているわけですが、那覇でたくましく生き続けている彼らを僕はとてもリスペクトしていまして、大変そうな話をしていても彼らは笑顔なのが印象的でした。あっという間に時間が過ぎて足りなかったので、また必ず伺います。2024年の12月で20周年を迎えられたそうですし、これからも協力し合って頑張って生き抜いていきたいですね」(柳川)

最後は、2023年4月に沖縄県うるま市の「国際物流拠点産業集積地域うるま」で、日本初の電動アシスト自転車および電動モーターサイクル専門のOEM/ODM工場を竣工し、国産自転車の生産を進めているJOeB(Japan-Okinawa Electric Bike)テックへ。

 

「電動アシスト自転車を中心にさまざまなモビリティを作っており、社長直々にいろいろなお話を聞くことができました。開発途中の車両も多く写真は出せませんが、7204のアルミパイプと粉体塗装を軸に、遊び心を持って稼働されているのが印象的でしたね。使う側と作る側の視点の違いもあって大変勉強になりましたし、数年後にどうなっているのか楽しみです」(柳川)

メッセンジャーと自転車を取り巻く、沖縄の注目スポットに訪れた今回の沖縄探訪。新たに得た知識や感じた想いを受けて動き出す、クリオシティの今後の展開にご期待ください。

 

»【HP】自転車研究工房 守破離 SHUHARI BIKE WORKS

»【HP】サイクルワークス合同会社 Okinawa Messenger Service

»【HP】JOeB Tech – Japanese ebike factory in Okinawa